冥土の土産

キュアップ・ラパパ ?

THE・入院実録

先日閉鎖病棟から無事帰還しましたきれざわ端娘です。
入院したのは8月22日。2ヶ月間の入院生活。

私が最初に入った病室は4人部屋の右の窓際。
入院初日はとにかく不安で気が狂いそうだった。隣のベッドの患者がイヤホンをせずにPSPで格ゲーをしている音が聞こえる。斜め向かいの患者は枕に向かって奇声を上げている。
ああ、地獄だ、こんなところで治るわけがない、そう思った。

入院して5日、とうとう気が狂った。
わたしは面談室で面会に来た母に「帰りたい帰りたい帰りたいこんなところにいたら死んでしまう帰らせてくれ」とせがんだ。
そんなことしたって帰れないのはもちろんわかっていたけれどもうほんとに死ぬ、ダメだ、本当に首吊って死ぬ、その一心だった。
病院食には手がつけられず、病棟内すべてが汚く感じて耐えられなかった。

入院2週間目、劇的に薬が効いて外出許可が出た。ようやく出られる、この汚い恐怖しかない病棟から出られる、もう自由だ!!!!!

そんなわけがなかった。
外出許可はあくまで「外出する許可」だ。
ものすごく当たり前のことだがその時の私は「外に出る」ということで頭がいっぱいだった。
外出を楽しんでさぁ帰ろうとなった時、私は病院のホールで過呼吸を起こし倒れた。「7階病棟」にぶん殴られた気分だった。

〜省略〜

入院1ヶ月半が経つと病棟にも慣れ、外泊許可も降り、いよいよ退院が見えてきた。終わりが見えるとつらさも和らぐ。
薬が体に合ってきたのもあってほとんどパニックも起こさず幻聴も聞こえなくなった。
そして2週間に1度の主治医との面談、私はようやく病名を告げられた。

ああやっぱりな、ってな感じで驚きも悲しみもしなかった。だって日本では100人に1人の割合で統合失調症らしいですよみなさん。
症状も完全に統合失調症だったし。

はい、というわけで書くのがどんどん面倒になったのでここらへんで終わりにさせていただきます。
私が入院生活で学んだことは「人間はキモい」です。キモすぎる人間。マジで。
聞こえない声が聞こえたり見えないものが見えたり倫理観がズタボロだったりメンがヘラったりマジでキモい。
私は死んでもあのクソみたいな鉄扉の中に放り込まれたくないので頑張って治します。

最後に私の入院生活を支えてくれたYUKIちゃん、靖子にゃん、林檎ちゃん、クリープハイプ、源さん、どうもありがとう!!!!!